砂場の砂遊びは子供にとって、とってもよいものですが、最近衛生面や安全面などにより使いにくくなってきてます。
砂場とは地域の人々が子どもの健全な成長を願うために、教育施設や公園などに設けられた遊び場で、地面に開けられたくぼみに砂を満たしたものである。
小さな子供でも砂を固めて色々なものを簡単に作り出し、楽しむことが出来る。また、スコップやバケツなどを使って一ヶ所に砂を集めることで山を作ったり、
そこに横穴を掘ることでトンネルを作ったりといった遊びが可能である。
水を使って水分を含ませることによって、複雑な形を作ったり、強度が必要なものも作り出すことができる。
ホースで水をひいてくれば、川や湖・滝などを作ることもできる。
小さな子供にとっては初めて自分で物を作る作業が体験でき、想像力を育てるのに役立つ。
以前にくらべ今は、さまざまな砂場用のオモチャが販売されてるので、昔より簡単に複雑な遊びが楽しめる。
たいてい砂場には砂鉄が含まれているので、磁石を用いて砂鉄を採取することができ、小学校では理科の教育に役立てている。
問題点としては、犬猫による砂の汚染や公園利用者による煙草の吸殻、ガラスなどの投げ込み等により公園の砂場が汚染されてきており、衛生面に敏感になってきている親が子供を遠ざけるようになってきている。
砂は柔らかで扱いやすくいろいろな形になり、失敗してもすぐ作り直しが出来るという、子どもにとってとても扱いやすい遊び道具です。
砂は、子どもの想像力と創造性をしっかりと受けとめ、そして遊びを発展させてくれる貴重な素材なので、砂場はひろく豊かに子どもの活動を受けとめ、包み込む場所になります。
おもちゃでの型抜きは、良いものを作るために創造力を豊かにしてくれますし、泥だんご作りは自分の力で自分だけの物を作ることを味わうことが出来ます。
また、どうしたらより硬いだんごが出来るか考えたり、壊れてしまったときの悔しさや悲しさも、この遊びの中から知ることが出来ます。
砂」山作りでは、競い合いながら砂山を作ることで、協力する力も芽生え協調性を育みます。
このように砂に触れることによって砂の特性を知り、砂に親しみを持ち自然を感じることができるのであります。
砂場遊びは、素材で単純ですが、その中から得るものはとても大きく、また他の遊具と合わせることで、さらに発展してゆく遊びです。
子ども達が砂・土・泥などと自然と関わり、創造し、工夫し、協力し、砂場おもちゃを組み合わせて遊ぶことによって豊かな心が育ってゆくのです。
子供の社交場ともいえる砂場ですが、この砂場には衛生的、治安的な問題が浮上しています。
ペットを飼う人が増え、犬猫の数も増えたことによって、公園は基本的には人間のものであったはずが、犬猫のための公園のようになってきています。
もちろん、公園は公共の施設なので誰が使っても問題はありません。しかし、マナーの悪い飼い主達は、犬が糞をしても当然のことのようにそのまま放置します。
猫にとっても砂場はフンを隠すのに都合が良い場所です。子供を砂場で遊ばせるお母さんには、犬や猫のフン尿がとても気になります。
対策として児童公園では様々な対策をとっています。
最も簡単なのがネットやシートを被せることです、これだけで猫の排泄は防げます。
猫は地面を掘ってから排泄する習性があるので、ネットがあると掘るのにじゃまになり、仕方がないので、掘りやすい土の方に行って排泄するのです。
お金をかけて、ネットやフェンスで砂場を囲ってしまう所もあります。定期的に砂を高熱処理している自治体もあるらしいです、細菌だけでなく回虫卵も殺すためでしょう。
又、ホームレスがいたり公園自体が子供にとっては安全性が問われてます。